ベトナムで暮らす~私の留学体験記~

こんにちは。
ベトナム交流会、メンバーの田中です。

本文を書いている2020年の今、私は28歳で自他ともに認める普通のおじさんですが、今から7年前、ベトナムの首都・ハノイにて、1年間の留学生活を送っていました。

思い出してみても、海外で暮らすというのはなかなか大変です。
言葉はもちろん、生活習慣、文化、気温等、すべてが日本とは異なるからです。

でも、もし「ベトナムで暮らしてみたい」と興味を持った方がいたら、私は「絶対に行くべき!!」と断言できます。

ここでは、その理由を4つ、当時の生活を振り返りながら簡単にご紹介します。

ベトナム生活のよかったこと

ベトナム人があたたかい

私がベトナム生活で一番感動したことは、現地で暮らしているベトナム人の心のあたたかさです。

彼らは家族を一番大切にし、ひとたび仲間と認識した相手には、パーソナルスペースを設けません。 私がホームステイしていたベトナム人のお宅では、近所の人とのホームパーティが週5で実施されていました。

また、ベトナムは世界有数の親日国でもあります。 ドラえもんはベトナム史上最も売れた書物ですし、日本語学習者の数も世界有数です。

特にはじめて海外で暮らす方は、人間関係がうまく構築できるか心配になるかもしれませんがフレンドリーで日本文化に理解のあるベトナム人となら、すぐに仲良くなれるはずです。

気候があたたかい

南北で違いはあるものの、ベトナムは年間を通して高温多湿の国です。

私はもともと暑いのが苦手でしたが、実際に現地で暮らしてみると、

  1. 建物は冷房が利いている
  2. 半袖半ズボン等、常に楽な恰好で過ごせる
  3. 肌が常にうるおっている

と、あまりに快適な生活環境にびっくりしました。

ただし、雨季(5月~9月頃)は湿気が凄まじいことになるため、部屋の除湿は必須です。
服や家具がカビだらけになります。
あと、北部の冬は以外と寒いです。(10度前後)

物価が安い

日本と比較すると、ベトナムの物価はかなり安いです。
下記は一例ですが、体感1/3程の生活費で十分快適に生活することができます。

特に、タクシーやインターネットが安く、自由に移動したり、調べものができるのは、知らない異国で暮らすうえではとても心強いといえるでしょう。

  • タクシーの初乗り 7,000ドン(35円)
  • ビール1缶 15,000ドン(75円)
  • フォー1杯(屋台) 30,000ドン(150円)
  • 映画1回 80,000ドン(400円)
  • スマホのデータ利用料1か月 100,000ドン~(500円~)
  • レストランでの日本食 約140,000ドン(700円)
  • 家賃(外国人向け住居)5,000,000ドン~(25,000円~)

活躍のチャンスがたくさんある

最後に、ベトナムは老若男女、誰にとっても活躍のチャンスがたくさん転がっている国だと思います。

まず、留学生であれば、大学や友人の紹介から現地で日本語を教えたり、日本のイベントに参加する機会がたくさんあります。

実際に私自身、日本では街頭インタビューすら受けたことがありませんが、イベントの司会者等の機会に恵まれ、ベトナムでは1年間で3回もテレビに出演しました。

また、社会人でも、現地には有用な日本人コミュニティがいくつもあり、日本人が活躍するフィールドがあちこちに用意されています。
私の周囲でも、ハノイ中に日本式美容院を立ち上げた方や、素人からラーメン店の経営者になった方がおり、人口構成が若く、親日国でもあるベトナムには、ビジネスのチャンスがゴロゴロ転がっていると断定できます。

最後に

いかがだったでしょうか。
繰り返しになりますが、やはり海外で暮らすのはそれなりに気苦労も多いかと思います。
それでも、ベトナムは物価や住環境も快適ですし、何よりとても世話やきで、あたたかい人々がたくさん暮らしています。

交流会を通して、ベトナムでの生活にも興味を持っていただけたなら、ぜひ1週間でも1か月でも、現地で暮らしてみてくださいね。

この記事を書いたのは
田中。ベトナムの沼にはまって10年目。
社会人になってからは堅実に生きてきたが、交流会と出会ったことで東南アジアへの思いが再熱したアラサー。
東京外国語大学卒業。